中国旅行必要なものリスト 2023ver.

2023年9月、中国の上海&蘇州に行ってきました。

私は過去に5回ほど中国旅行経験があるのですが、中国はここ数年でキャッシュレス化・デジタル化が急速にすすんだり、またコロナ禍の影響で短期の観光でもビザが必要になるなど、状況ががらっと変わり、最新の情報を手に入れるのになかなか苦労しました。

備忘録もかねて、今、中国に行くために必要な事前準備やアプリなどをまとめておきたいと思います。この記事ではあくまでも必要なものを紹介するにとどめ、それらの手に入れ方や使い方などは、調べれば日本語で詳細を説明してくれているブログ等ありますので、そちらをご参照ください。

ちなみにこれを書いている人物は、海外旅行はまあまあ経験がある、英語はちょこっと、中国語はニーハオ、シェーシェーしか分からん、といったスペックになります。中国は独特なシステムが多い、英語がかなり通じないなど旅行するのに難易度が低いとは言えないかもしれませんが、事前準備をすれば問題なく旅をすることができましたので、少しでも興味のあるかたの参考になれば幸いです。

 

1.ビザ

まずこれです。中国はコロナ禍になるまでは日本人であれば短期の観光であればノービザでいけました。しかし現在はたった1日だけでも中国に入国するのであればビザが必要に…。

申請の流れは、オンライン上で申請書類を作成し提出したのち、ビザセンターへの訪問を予約。予約日に印刷した書類と航空券やホテルのバウチャーなどを携え、ビザセンターで手続き。問題なければ訪問の数営業日後にビザが発行され、またセンターに受け取りに行くという流れになります。

ここで注意が必要なのは、書類をすべて作成しないとビザセンターの予約ができないこと、またたいていの場合、ビザセンターを予約をとれるのは2,3週間後になるということ。(たまにキャンセルで直近の日程の空きが出るそうですが、予約を二つとることはできないので、やや賭けになります)オンライン申請時に、航空券やホテルの情報を入力する必要もあり、これらが手間でのばしのばしにしていると、気づいたときには旅行予定日にビザが間に合わないなんてこともありえます。

中国旅行の準備をするのであれば、希望旅行日の一か月前でぎりぎり、できれば一か月半前には準備を開始するようにしましょう。

 

ちなみに日本への帰国時に第三国を経由することで、事前の申請が必要のないトランジットビザで中国に入国することもできるそうですが、そちらは私は経験していないので、詳細は別途お調べください。

 

2.中国税出入国健康申告

中国への入国時、また出国時に申請が必要になります。申請できるのは入国、出国の24時間以内。

WEBページでの申請、アプリでの申請などいくつか方法があります。どれでも基本的な個人情報、フライトNo.、簡単な健康に関する問診(咳があるか、熱があるかなど)にこたえれば、QRコードが発行されるのでそれを空港で見せればOKです。

 

3.アリペイ

中国の一番メジャーな決済アプリ。イメージとしてはPayPayに似ていますが、観光施設でのチケット購入に使ったり、地下鉄に乗るのに使ったり、PayPayより多くの機能を備えています。中国に行くなら絶対に入れておいた方がいいアプリです。

こちらのアプリは英語対応されています。機能によっては中国語が出てくるところがあるのですが、画面にうつった文字をを英語に翻訳させるなんて機能もあり、使ってて??となることはそんなにありません。

 

一番よく使うのは決済機能。アリペイには海外クレジットカードの紐づけができて、エポスVisa、楽天Visaは無事紐づけができ決済にも使えました。PayPayなどと違い事前にお金をチャージしておく必要がないポストペイ式なので、必要な分だけ使えるのは便利。一定の額を超えると数パーセントの手数料がとられますが、中国は海外のクレジットカードを使えるところが本当に少ない&現金も断られることがある(現金は受け取ってくれるけど、おつりが用意できないので、ぴったりないと受け取れない、と言われたことがありました)ことを考えると、アリペイで決済をするのが一番無難なのではないでしょうか。

一部、海外のカードと紐づけていると決済ができない、お店が用意しているQRコードを読み込むタイプだとうまく読み込みができない、なんて記事も読みましたが、私が中国に滞在した3泊4日ではそんなことは起きませんでした。

 

その次に使うのが交通機能。これは決済用のQRコードとはまた別なのですが、交通用のQRコードを発行してくれて、これがあれば地下鉄やバスに乗ることができます。こちらもアリペイ自体にクレジットカードが連携してあれば、チャージなど必要なく使えます。

ちなみに交通機能は、エリアによって使えたり使えなかったりします。上海は特に手続きなく交通用QRコードが発行できましたが、蘇州はバスが会員登録が必要、地下鉄は会員登録がエラーでできずQRコードを発行させることができず、現金で乗りました。

 

交通機能にはタクシーを呼ぶ機能も備えられています。DiDiという配車アプリが連携されており、タクシーを呼ぶことができます。むしろ中国で流しのタクシーはかなりつかまりづらいということなので、タクシーに乗るなら配車アプリを使ったほうがいいでしょう。

DiDiのアプリは乗り場と目的地を登録すれば、お金もアプリ上で払ってくれるので安心。乗る際に携帯の下4桁を聞かれることがあるので、それだけ中国語でこたえられるようにしましょう(英語は数字さえ通じない運転手さん、けっこういます…)

 

4.現金

3と相反するようですが…なんだかんだいって現金もあったほうが安心です。私は経験しませんでしたが、海外クレカ連携のアリペイだと使えないところがあったりするそうですし、万が一ネットが使えなくなった場合、通信が必要なアリペイしかないと詰みます。現金も使えないわけではないので、最悪アリペイがなくなってもホテルや空港にたどり着くくらいの現金は持っていきましょう。ちなみに蘇州・上海で両替所は見かけませんでしたので、空港で必要分まとめて両替が必要です。

 

5.WeChat

こちらは日本でいうLINEみたいなチャットアプリです。が、決済機能も付いています。こちらも海外クレカの連携が可能。中国だと2番目にシェアが高い決済アプリなのかな?タクシーや小売店では、アリペイではなくWeChatのQRコードを会計に使えと言われることもありました。それらの店も聞けばアリペイもOKかもしれませんが、もしかしたら決済はWechatオンリーってところもあるかもしれないので、Wechatでも決済できるようにしておくと安心かも?

 

また中国のホテルや劇場などの施設は連絡先として、メールアドレスではなくWeChatのQRコードを提示しているところが多いです。問い合わせするときにもWeChatは使えます。向こうが送ってきた中国語をワンクリックで日本語に翻訳する機能があるのも便利。

 

6.翻訳アプリ

中国は本当~~~~~~~に英語が通じません。I can’t speak ChineseとかHot coffee pleaseくらいも通じない。蘇州は町はもちろんホテルでも通じず、上海は観光客が多いお高目なホテルに泊まったら通じましたが、それ以外は10人と話したら1人通じる人がいるかな?くらい。

私は中国語が全く分からないので、ひたすら翻訳アプリでコミュニケーションをとっていました。特にレストランでの注文時。レストランも机に貼られたQRコードから注文することが当たり前なのですが、これ外国人だとうまくいかないことが多いんですよね。そんなときは外国人なのでQRコードで注文できないと翻訳アプリを介して伝えれば、店員さんがお店のスマホを使って代わりに注文してくれることが多かったです。

 

翻訳アプリは色々あると思いますが、私はスタンダードにGoogle翻訳。文字入力、音声入力、画像入力すべてできます。辞書を事前にダウンロードしておけば、オフラインで使えるのも安心ですね。

 

7.百度地図

中国の地図アプリ。高徳地図という別のアプリもあるそうですが、機能としては差はそんなにないのかな?

中国でもGoogle mapは使えるのですが、なんと電車の乗り換え検索できません。でてくるのは歩きか車のみ。。なので電車にのるのであれば中国の地図アプリをいれましょう。百度地図は全部中国語になりますが、インターフェイスGoogle mapと似ていますし、なんだかんだ言って漢字なので感覚的に使えます。

中国は簡体字でこれがたいての日本人は入力ができないと思うのですが、繁体字でいれても普通に変換して検索してくれます。(竜陽路→龙阳路など)

レストランもお店の名前で検索すれば、営業時間などの基本情報や、メニューや料理の写真をみることができるので下調べするのにも便利。

 

8.ティッシュ

いきなり、今までと毛色が変わりますが。

中国、トイレにティッシュがないことがちょいちょいあります。もしくはトイレットペーパーホルダーはあっても紙がないとか。

ポケットティッシュは多めに持っていきましょう。

 

(地方へ行く場合)

9.trip.com

今回、高鉄という中国の新幹線的な乗り物にのって蘇州に移動しました。

この予約にtrip.comを使いました。どうも鉄路12306というアプリからも予約ができるそうなのですが、私はどうしてもメールアドレス認証が最後まで完了することができず、鉄路12306で買うのはあきらめました。問題なく登録できる人はこちらのアプリ使った方が手数料もかからずにすむと思います。

とはいえtrip.comも手数料は数百円で日本語で予約できるのはメリットかなと。

ちなみに高鉄のチケットの発売日は出発日の2週間前。路線によってはすぐ満席になるようなので、できるだけ事前予約しておくのが無難です。

 

 

だいたいこんな感じかな。他にもレストラン探すのに、大衆点評というグルメ口コミアプリとかいれたりしたんですが、中国語が分からないとイマイチ使いこなせずに断念。他にもこれ便利!というアプリなどあれば教えてもらえると嬉しいです。

読んでくださりありがとうございました!